まずはこの展示のポスターに使われている写真を見て欲しい。

茶色をベースにモザイクみたいな他の色を乗せた背景に、両手を身体の横に垂らした状態で椅子に座る男性。
その顔は真っ黒な丸で隠されていて、彼がどんな顔をしているのかは分からない。
しかし顔が見えないだけで、途端に彼が得体の知れないモノに見えて、どことなくこの写真が不気味に見えてしまう。
人によっては、恐怖を感じてしまう方もいるだろう。
今回は東京でも展示された、様々なものに対する恐怖心をテーマにした展示を見て来た。
恐怖心展
その感想をここに書いていこうと思う。
開催概要、会場内の様子は?
会場:グランフロント大阪 北館地下1階 イベントラボ
開催期間:2026/3/28(土) ~ 2026/5/10(日)
開館時間:11:00~19:30(最終入場は19時まで)
行き方
場所は上記の通りグランフロント大阪、北館地下1階のイベントラボ。
展示スペースの入口付近に、大きなポスターが設置されているので、すぐに見つけられるだろう。
会場内にはお手洗いが無いので、会場のほぼ真向かいにあるお手洗いを事前に利用しておいた方がいいだろう。
チケット購入
チケットは一人2,300円。
事前に購入する場合は平日券と、土日やGW期間で展示を見る時に必要な日時指定券の二種類がある。
日時指定券はローチケのみの取り扱いで、1時間半ごとに時間が区分されているので、購入する際は注意が必要だ。
一応当日券の取り扱いもあるらしく、展示スペースの入口付近に販売している場所があった。
ちなみに会場が混雑している場合は待つ必要があるので、特に混みやすいであろう休日は、その事を頭の片隅に入れておいた方がいいだろう。
会場内の様子は?
会場は『存在』、『社会』、『空間』、『概念』に対する4つのジャンルに別れており、会場に来ていた年齢層は、2、30代位の若い世代が多い印象を受けた。
会場の前半部分は空いていたが、映像作品や、びっしりと文字が書かれたノートの展示もあり、そういった展示物で人の流れが留まりやすく、後半にかけて人通りは増えていった。
展示物の台にある解説は文字が小さく、屈まないと読みにくい位置にあるので、背の高い人や、人が多い場合はかなり読みにくい。
QRコードから展示物の解説を読めるようになっているらしいので、それを活用するのも一つの手だと思う。
近年撮影がOKの特別展が増えてきている気がすると同時に、こうしてQRコードで解説を読めるようになったのは、作品展示の形がこの数年で少しずつ変わってきているのかもしれないと感じた。

古い画質で映像の演出をしたかった為か、映像作品は主にブラウン管のテレビで映像が流されている。
ブラウン管のテレビは、小さい頃に家にあったので不気味さよりも懐かしさを感じた。
会場内は「はじめに」と、「おわりに」以外の展示物は全て写真、動画撮影が可能で、SNSの投稿も可能である。
動画撮影とSNS投稿がOKなのは、正直驚いた。
展示を見まわる所要時間は約1時間半を想定されているが、実際に回ってみると鑑賞時間は約1時間かかった。
私が恐怖を感じた作品
笑い声
ヘッドホンをつけると、左から女性のインタビューの音声が流れていて、左側を中心に、様々な笑い声が聞こえてきた。
大きいだけのただの笑い声なら大丈夫だったが、囁き声混じりのヒソヒソした笑い声が私には駄目だった。
全方位から囲まれて馬鹿にされているみたいで、足に根が生えたみたいだった。
視線
ここには一人の男性が主人公の映像作品が流れている。
大きな物音を立てた時、楽し気に話しているグループの近くを通った時、周りの人間から一斉に見つめられるシーンがあった。
楽し気に細められていた目が、自分を捉えた瞬間にたちまちの内に冷えていく瞬間を目の当たりにすると、自分は何もしていないのに、「何かしてしまったのか」とありもしない事に対して罪悪感を抱いてしまう。
恐怖よりも嫌悪感を感じたものも……
様々な音
ここはすぐに立ち去ったので、展示の内容はうろ覚えだ。
テーブルには食事に使う金属の皿とナイフ。
音声のヘッドホンをつけると、しばらくの無音の状態から、不意打ちでカンカンとした鋭い金属音が聞こえてきた。
頭の中を攻撃されたみたいな気分になって、思わずヘッドホンを外してしまった。
レストランの食器のぶつかる音は平気なので、不意打ちの鋭い大きな音が私には駄目なのかもしれない。
赤ちゃんの泣き声
先程の物音の展示の隣にあったもの。
そこにはブランケットなどが置かれているベビーベッドがあり、柵の部分にはヘッドホンが二つ掛けられている。
音声を聞いてみると、大きな赤ちゃんの鳴き声。
私には子供がいないが、聞いていて苛立ちの感情が湧いた。
仕事帰りで疲れて、気分が荒んでいる状態で電車に乗っている時に赤ちゃんの泣き声を聞くと、仕方ないと分かっていてもげんなりしてしまう事があるので、そのせいかもしれない。
こんなものも恐怖の対象に
水
正直「これも恐怖の対象に?」と驚いた展示だ。
前半部分にあった展示で、テーブルの上には水が半分ほど入ったガラスのコップが置かれている。
しばらく見ていると、不意に水面が大きく揺れる。
上を見てみると、一定の時間で天井付近の機械から水が一滴落ちて、ガラスのコップの中にある水を揺らしている仕掛けになっていた。
私にとっては、揺れる水面は、動きが面白くてむしろ惹きつけられるものだったが、人によっては嫌なモノとして捉えられる事もあるらしい。
今回のお供
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 [ ロバート・キヨサキ ] 価格:1870円 |
以前読んだ敗者のゲームに続き、お金の考え方について学びたくて購入した本。
「さあ読むぞ」と意気込んだものの、春の温かさにうとうとしながら読んでいたので、ほとんど頭に入ってこなかった。
後日改めて読み直して、感想を書こうと思う。


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