読んだ本について
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改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 [ ロバート・キヨサキ ] 価格:1870円 |
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タイトル:金持ち父さん貧乏父さん 改訂版
出版社:筑摩書房
著者:ロバート・キヨサキ(著) 白根美保子(訳)
読了時間:約4時間半
ページ数:262ページ
文字の大きさ:普通
本の内容は?
作者には身近な人間として二人の父親がいた。
お金に関しては真逆の考えを持つ金持ちな友人の父親と、貧乏な自分の父親。
二人の父親は何故考え方が違うのか、作者が金持ち父さんからの教えに対して、お金についてどう学び、どう考えるようになったのか。
金持ち父さんから教えてもらった教えと、その教えを受けて実践するべき事を本にしたものだ。
読もうと思ったきっかけは?
「古本屋でたまたま見つけたから」
近年新NISAが始まって、投資関連の本をよく見かけるようになった。
そんな中、私もお金の勉強をするにあたり何かいい本はないかと、正月のセールをやっていたブックオフで本棚を見ていたら、たまたまこの本が目に入った。
本屋の投資関連のコーナーでもよく見かけていた本だったので、迷わず購入した。
ちなみにこの本を開いたら、本の帯が丁寧に折られた状態で挟まれていた。

こういった「本を大事にする人の手にあった本」に出会えると、自分も大切に読もうと思えるので、つい嬉しくなってしまう。
読みやすさは?
「第一の教えの部分は児童書感覚で読めば意外と読める」
この本の第一の教え『金持ちはお金のためには働かない』は、「お金に関する本」だと難しく構えず、「児童書」を読む感覚で気軽に読んでもいいと思えた。
理由として、この本においてこの作者がお金について学び始めたのは、なんと僅か9歳からだったからだ。
金持ち父さんが作者に教えた事は、子供相手でも少し頑張って考えれば、なんとなく理解できるかもしれないと思える内容だった。
第一の教えの部分だけなら、文字を大きくして挿絵などを入れたら、中学生、もしくは小学生高学年でも読めるのではないかと思う。
対して後半の方は不動産投資の話なども入ってくるので、やや難しく感じる部分もある。
「これはあまり参考にできないな」と感じたら、軽く流し読み程度でサラッと読んでしまっても構わないと感じた。
一番心に残った所
作者の行動力
この本の作者は、ビジネスの様々な側面を学ぶ為に職を変えたり、自分の会社を立ち上げたり、不動産投資をしたり、今回読んだ本のシリーズを書いたりと、ものすごい行動力で色んなビジネスに手を出している。
その中で彼の行動力に関しては、第一の教えの中にある、『親友との初めての共同作業』の部分のあるシーンが特に印象に残っている。
学区の都合で、裕福な家庭の子供が多く通う学校に通っていた子供時代の作者は、新品の物をなんでも持っていた周りの子供達を見て「うちは貧乏だ」と感じていた。
「お金持ちになるにはどうしたらいいか」を作者は父に尋ねたが、「お金の作り方を学ばないといけない」と言いつつも、「自分で考えてごらんと」やんわりと突き放した。
ここから子供だった作者は、金持ちになるための行動を始めた。
友達とビジネスパートナーになり、二人でアイデアを出し合って、近所の人達から歯磨き用のチューブを集め、それを鍋で熱して取り出した鉛を、石膏の型に入れて硬貨を作った。
(これは硬貨の偽造になってしまうので、実際に真似をしてはいけない)
これだけでも、見習いたくなる程の行動力だ。
そこのシーンの作者の父親の台詞も印象に残っている。
「おまえたち、貧乏になるのはあきらめてしまうからだ。あきらめないかぎりは貧乏じゃない。一番大事なことは、おまえたちが何かをやったということだ。世の中には金持ちになる話ばかりして、夢ばかり見ている人がたくさんいる。おまえたちは何かをやった。私はおまえたちのことを誇らしく思うよ。もう一度言う。この調子でがんばれ。あきらめるんじゃない」
子供達がやった事は失敗だったけれど、目標の為に何かを行動した。
私にはこれがとても大事な事だと思った。
年を重ねるごとに感じるが、新しい事を始めようとすると、最初の一歩を踏み出す時につい尻込みしてしまって、ハードルが高く感じる。
これは今までの人生の中、何かしらの失敗をした経験から、様々なリスクを考えてしまうからだと私は思っている。
始める為に必要な道具。
それを揃える為の費用。
実行する為の時間の確保。
それを揃えたとしても万が一挫折した場合。
それが全部無駄になってしまう可能性。
やりたい事や、目標を語っても、頭に浮かんだリスクを理由に最初の一歩が踏み出せないまま、気が付けば年月だけが過ぎてしまう事も少なくない。
なのでリスクを考えず、もしくは知らずに、ただ真っ直ぐに金持ちになる目標に向かって行動を起こした、このシーンの本の中の少年達が少し羨ましく感じた。
これは金持ちになる為の考え方を学ぶ本だが、同時に新しい何かを始める時、その始めの一歩を踏み出す足を軽くしてくれる本でもあると感じた。
読む時のポイント
あくまで考え方の一つ
この本には参考になりそうな考え方が複数あった。
しかし、これはあくまで著者の体験や経験に基づいた話であって、彼とこの本を読んだ私とは、置かれている環境も時代も全く違う。
著者がお金について学び始めたのは9歳、対して私がお金に興味を持ったのは20代後半。
何かを始めるのに年齢は関係ないという考え方もあるが、投資や仕事のキャリアに関しては、この差はあまりにも大きいと思う。
具体的な数字やデータに基づいた話はなく、書かれていた時代と今では、法律も制度も違うし、アメリカと日本では環境も全く違うので、これを「完全に真似をすればいい」という訳ではない事は頭に入れておいた方がいいだろう。
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